高齢者の支援について

高齢者の支援について

本郷一丁目、東京都立工芸高等学校の前に咲いていました。

夏本番です。 

 

 

新型コロナウイルス感染症の拡大が影響して失業や外出自粛により、高齢者の孤独や孤立の問題が顕在化しています。高齢者の支援について質問しました。

 

【浅田やすお 質問】

孤独死について東京都監察医務院で死因などが調査された人の人数を「孤立死」として2016年公表した数は、東京23区内で3,577人、文京区は68人です。

コロナ禍で更に増えていることが想像されます。

この現状および数字に、区はどのような見解を持つのか。見守り支援について新たに高齢者の孤立対策として【定期的に自宅に電話を入れる見守り活動】を柱にした「高齢者等への電話による見守り事業」が開始されます。

これまで高齢者見守り相談窓口を設置して、3年計画で相談員が70歳以上の高齢者1万2千人に戸別訪問を行いながら、見守りを始めています。どちらの事業も、重要であるが、それぞれの事業を結びつけ、どのように連携させるのか?

 

 【区長答弁】

本区は、65歳以上の単独世帯数に占める孤立死の割合が、23区の中でも低い位置づけにあると認識しております。しかしながら、孤立死の背景にある要因の一つに、家族や地域とのつながりの欠如があり、地域社会から見えづらい、リスクを抱えた高齢者が一定数存在すると考えております。

そのため、ハートフルネットワーク事業における地域での見守りや声掛けに加え、来月から「電話による見守り事業」を実施してまいります。

本事業によって、困りごとなどに気が付いた場合には、高齢者あんしん相談センターの窓口につなぐとともに、利用者本人の支援につながる他の事業や制度についても案内してまいります。

また、本事業を介して、早期の支援や安否確認などによる、地域での助け合い・支え合いの取り組みを推進してまいります。

 

 

 【浅田やすお意見】

この質問を準備するに当たり、驚きました。「孤独死」が社会問題化していますが「孤独死」の定義が国、自治体においてありません。

だから、正確な数字や統計がとれていません。公表された数字も5年前のものです。

孤立死、独居死などと表現されることもあり、主には「だれにも気づかれずに一人きりで死ぬこと」、「看取る人もなく一人きりで死ぬこと」、「だれにもみとられずに、死亡すること」などと表記されています。

その数は、年間約3万人ともいわれています。きちんとした定義を設け、調査を行い高齢化社会に対処する必要があります。こうした現状を踏まえ、地域で見守りネットワークづくり、「電話による見守り事業」の拡充を求めていきます。 

 

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